撮影 2008年9月20日 京丹波町



まだ緑のイガに包まれた丹波栗。

あと1ヶ月もすればイガが割れて、収穫を迎えることになる。


何を隠そう、この丹波栗が、

抗糖化ドクターズサプリ」誕生のきっかけだったのです。


それは、2007年の10月中旬のことでした。



ある患者さんが、紙袋をさげて診療所にやってきました。


「農協に出したんとおんなじやで」


と、その朝に収穫したばかりの丹波栗を持って来てくれたのでした。




大粒なことで知られる丹波栗が80個。


さあ、どうする? 栗ご飯か? 渋皮煮か?




今でも、なぜだか判らないのですが・・・、


その時、閃いたのは「マロングラッセ」だったのです。




ネットで検索し、とにかく渋皮まで剥かなければならないと知りました。


そこで、さっそく買ってきたのがこれ。







栗くり坊主」という栗の皮むき鋏、1980円です。


これはなかなかのスグレモノ!と思ったのですが、


全てを剥き終わった時には、右手の感覚が麻痺していました。




さて、いったい何がどう「ドクターズサプリ」に繋がるのでしょうか?



きっかけは、参考にしたマロングラッセの作り方のページに書かれていた


ある単語だったのです。



参考にしたページで、2回目の砂糖を入れるところに

次のような記載がありました。


  (9)
 一晩経って完全に冷えている密(シロップ)に指を入れて状態を確かめ

 て下さい。粘りっけはあるものの糖化はまだしていない筈です。

 (糖化しているかは、栗を包んでいるガーゼに砂糖の結晶が付着していることで分かります)




確かに、シロップの粘度は増しているけれど、糖化は・・・・・?


え〜っと、糖化してると・・・・・ガーゼに砂糖の結晶ねぇ・・・・・。


当然のことながら、まだ砂糖の結晶は見られなかったのですが、それよりも何よりも、


『糖化』って、そういう意味なのか?


という疑問がムクムクとわき上がってきたのでした。




そこで、『糖化』を検索したのでした。


Yahooで検索すると、現在ではヒットする順番が少々変わりましたが、


その頃には、3つ目に次の項目がありました。


アンチエイジングと糖化 - アークレイ




え? アンチエイジングなら 酸化 じゃないの?


まだあの頃は、そう思いながら、クリックしたのでした。


そう、このアンチエイジングと糖化 - アークレイという項目をポチッ ^_^b と


それがセレンディピティであるとも露知らずに

2022年現在では糖化ストレスとは?|からだサポート研究所に変わっておりますが。



さて、当時の アンチエイジングと糖化の『老化危険因子としての糖化』という項目には、



  糖尿病をはじめとした生活習慣病を有するヒトは、

  体内での糖化が亢進しているために老化が進んでいるといわれています。

  糖化とは、グリケーション(グリケーション)やメイラード反応とも呼ばれ、

  近年、アンチエイジングにとって重要な要因であることがわかってきました。

  図に示すように、ヒトは年齢を重ねていくことにより、

  AGEs(Advanced Glycation End Products:最終糖化生成物)が体内に蓄積していきます。

  ところが、糖尿病合併症(網膜症、腎症)、動脈硬化性病変、アルツハイマー病などの

  病態を有する方は健常者に比べて、AGEsの蓄積が進んでいるといわれています。

  


と書かれてありました。




実は、ここで初めて、「最終糖化産物」・「AGEs」という言葉に出会ったのでした。



そんなモノが蓄積しているなんて!!


高血糖気味である我が身が、急に不安に感じられました。




そこで、HP内をウロウロしているうちに、


AGハーブMIXのin vitroの成績が書かれてあるページにたどり着きました。


in vitro というのは、試験管の中でという意味です。


AGハーブMIXのCML・ペントシジン・3DGに対する生成阻害率


アミノグアニジンと比較したグラフ表示で示されていますが、


CML・ペントシジンに関しては断然効果が高いのです。


なんだかドキドキしましたよ、初めてこれを見たときには。




続いて、『糖尿病合併症予防作用(ヒト臨床試験)について』の頁をクリックしました。



結果として、

メイラード反応経路の最終生成物(AGEs)の1つであるCML(カルボキシメチルリジン)の

血中濃度が12週目に統計学的に有意に減少した。



の言葉とともに、血中CML濃度の推移グラフがありました。




う〜ん、これって、どうよ。 ホンマモンなのか・・・・・?




AGハーブMIXの全てのページを何度も行ったり来たりしながら、


とうとう製品写真の載っているページで、


ベージュ色の粉末の写真を見詰めながら強く思ったのでした。


ぜひ、これを服用してみたいッ!!!




善は急げである。何の迷いもなく、問い合わせフォームに記入し送信。


数日後、担当の方からお電話を戴き、一度アークレイ社にお伺いすることに。




結局、AGハーブMIXは原料素材なので、個人への直接販売はしないとの話。


しかし、どうしても服用してみたい!


その思いは、現物を前に更に詳しい臨床データを見ていくにつれ、


ますます募っていくばかりでした。




それなら 会社を起して サプリメントを作ることにします!!




数々のエビデンスを前にして、何の迷いもなく宣言していました。




誰か他の人のためでなく、

まず、高血糖な自分自身のために

サプリメントを作るのだ!



AGEsなんて溜めてたまるか!




こうして「抗糖化ドクターズ・サプリメント」誕生へのプロジェクトが開始されたのでした。





元のブログの重要点はこちらにまとめてあります。