凍てつく朝
「北海道のへそ」富良野市。明治32年から行われた重力測定により、東経142度30分・北緯43度20分の地点(富良野小学校内)に「北海道中央経緯度観測標」が建てられている。 盆地にあるため、夏は暑く冬は寒い。零下20度以下という日が続くことも珍しくなく、毎日が冷凍庫よりも低い日が続いたりする。冷蔵庫は凍らせないためにあるようなものだ。
富良野駅から5km位のところに鳥沼公園がある。十勝岳を源にする湧き水でできた池は冬でも凍らず、コガモなどの渡り鳥が冬を過ごしている。晴れわたった朝は気温が低く、水面に水蒸気が立ち昇る。 周囲は、十勝岳をはじめとする美しい山々に囲まれ、ジャガイモ畑などの丘陵風景が広がり、冬は白一色の銀世界となって静かなたたずまいを見せる。 沼の周りは原生林の面影を残していて、水蒸気が凍りつき樹々が青空をバックに白い花を咲かせる。
吐く息も凍るような寒さの中、夢中でシャッターを切る。