光芒
長崎県平戸、東シナ海に浮かぶ面積170kuの島で、九州本土との間に潮流の早い平戸瀬戸がある。1977年に朱塗りの平戸大橋が架かり直接行き来できるようになった。
佐世保から平戸への海岸線はリアス式海岸であり、九十九島と言われ170余りの島々が点在する美しい風景が広がる。 平戸は昔より中国大陸や朝鮮との交流の要地であり、鎌倉時代以後にはここを根拠地とした倭寇(わこう)が私貿易や海賊行為などで恐れられていた。 ポルトガルとの貿易をかわきりに、スペイン・オランダ・イギリスなどの船が入港し、日本初の国際貿易港として栄えていたが、江戸時代になり鎖国が始まると、出島に取って代わられ、その地位を失った。
平戸には、南蛮貿易の中心地であった当時の史跡が多く残る。隠れキリシタンの島でもありカトリック教会が点在する。
平戸港の岸壁より対岸を望むと、雲間から光の筋が射していた。かもめをアクセントにシャッターを切る。