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画家 松浦先生との出会いは偶然であり、必然のようでした。 それは、1枚の個展の案内が書かれたポストカードです。
そのカードにあった一枚の絵画は、自分の心を動かす上で十分過ぎるほど、
衝撃的で印象的でした。
その後、ひとり個展に訪れたのですが、初対面の私に対しても先生は、
丁寧に・・・そして情熱的に自身の絵画に対する思いを語ってくれました。
素人ながらも、国内外で多くの絵画を見てきましたが、心打つ作品には、
そうそう出会うことはできません・・・
先生の作品は、大胆に抽象化されながらも、生きた情景がカンヴァスに写し出され、
時間、空気、光、カタチ・・・記憶に描写された全ては画家というフィルターを通し、
純化され、色となり、線となり、カンヴァスの上で新たな生命として蘇っているように感じました。
短い言葉では、語るにあまりに乱暴であることは重々理解しているものの、
そうした偉大な画家 松浦章博先生との出会いが、
今回“絵画と料理”のコラボレーションという企画に繋がった事を心から喜ばしく思い、
感謝する次第です。
是非、少しでも多くの方に足を運んで頂き、ご賛同頂けます事を願っております。
Le Musee オーナーシェフ 石井 誠
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石井 誠さんと、僕の個展会場で初めて会った時、
石井さんから一流の芸術家だけが持つオーラを感じた。
一流の作家とひとつの仕事をするのは、楽しく大きな喜びである。
石井シェフは若い頃、画家をこころざし、
僕の大好きな南フランスのニースに住んでいた。
セザンヌやピカソ、マティス、デュフィー、シャガールをはじめ多くの画家を魅了し、
今も世界中の芸術家を惹きつけている南フランス。
虹色に輝き、生きる歓びだけを凝縮させたような南仏の光。
その美しさと歓びを永遠化させることができたら、と絵を描き続けてきた。
今回、ル・ミュゼの絵画展に来ていただいた方に、
僕の作品と才能あふれる石井シェフの料理を通して、
その感動を伝えることができたら、と思う。
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