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 ■ディップメーター(中波帯専用)
  ★概要
    ラジオの電源を入れた状態で、同調がずれていないかを間接的に確認するために、中波帯専用の
    ディップメーターを作成しました。

  ★動作原理
    発振部は、FETを使用した一般的なOSC回路です。
    発振用のコイルには、OSCコイルを使用しました。コア有りの場合には、それを取り除きます。
    その発振出力をゲートより取り出しソースフォロアでインピーダンス変換します。
    そしてそれを更に、ダイオードで検波しメーターを振らせます。
    尚、検波前の信号は周波数カウンタ用に出力します。

  ★回路図
    真ん中から下の回路は、標準的(良く見かける回路という意味で)なディップメーターの回路です。
     

  ★動作確認
    中波帯と周波数がそんなに高くはないので蛇の目基板で作成しました。
     
    OSCコイルのコアを取り除いて、画像のように接続しました。
     
    実際に非測定物として、アンテナコイルに100pのコンデンサを接続して、測定してみました。
     
    密結合にするとディップした時の電圧が約1V位下がります。
    それで大体のディップ点を確認したところで祖結合(約2〜3cm)にして、ディップ点を絞り込みます。
    その時の周波数カウンタの値が同調周波数となります。

  ★感度アップ
    通常、感度をアップする場合には、”増幅”するということになりますが、今回は視点を変えました。
    先ず、下図の@を見てください。
    非測定コイルとの間が密結合であれば、10vレンジでも1vのディップとなり、テスタの針が1/10は振れるので
    ディップ点が良く分かります。
    しかし、祖結合にすると、ディップ電圧が0.1vのように1/100ととても小さくなります。
    そうすると針が少ししか振れないので中々、人間の目で判断するのが難しくなります。
    そこでもしも、Aの箇所がBやCのように拡大(10倍、50倍と)できれば、容易に判断することが出来ますよね。
    但、単純に増幅すると30v、150vとなり、テスタのレンジもそれにつれて上げなければなりません。
    これでは結局同じ事になり問題は解決しませんね。
    解決策としては、BおよびCにおけるオフセット電圧(2.5vまたは2.9v)を引いた後に、各々1vレンジ、
    0.2vレンジで測定すれば良いことになります。
    感覚的には虫眼鏡で少しだけ振れている部分を拡大しているようなものです。
     
    これを実現する回路です。実はとても簡単な回路です。
    オペアンプを利用してオフセット電圧分減算すれば良いだけです。
     
    約3cmと距離を離したときは、感度アップをする前はディップ点を見つけるのは至難の業でした。
    左がディップ前、右がディップした時です。殆ど振れていません。
      
    しかし、感度アップするとはっきりと判断できるようになりました。
    左がディップ前、右がディップした時です。結構(メータの1/10以上)振れますね。
      
    如何ですか?
    こんな簡単な回路で感度アップが図れ実用性が一挙に上がりましたね。
    この原理は、他にも応用が利くと思いますよ。つまりオフセットの電圧が邪魔な時...
    以下は感度アップ改良後の画像です。
     
     



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