ノーシスとは?
GN0SIS(ノーシス)とはギリシャ語に由来しているが、「叡智」「直観的認識」という意味を指す。叡智
は、私達人間の調和的な開発、自己実現のための知識である。
このノーシスは、はるか古代から密かに少数グループや賢者達によって受け継がれてきた。それは
決して絶えることはなかった。地球上に人類が存在した歴史と共にこの知識はあった。しかし歴史の途
中で、ある理由により一部のイニシエート(奥義参入者)達だけに明らかにされ、学ばれてきた。
世界中のあらゆる文明、古代インド、エジプト、ギリシャ、ローマ、中国、インカ、マヤ、アステカなど、そ
れらの中心にはユニバーサル(普遍的)な知恵が存在したのである。もちろん日本にも沢山のノーシス
=叡智が残されてる。私達のほとんどはこれらの素晴らしい宝を目にしながら大多数は気がつかない
のが普通である。
公でも、このような知識を学ぶスクールが知られていた。一例をあげると、15世紀頃のバラ十字会、
17世紀にはフリーメーソン、19〜20世紀初頭にはマダム・ブラバツキーの神智学、R.シュタイナーの人
智学、G.グルジェフが始めた「人間の調和的発達のためのスクール」など、である。
しかし秘儀を含めた知識は公にはされなかった。近代的ノーシスは全てのベールを取り、全ての人類
に秘密が明らかにされた。それはイニシエート達が私達に21世紀への道標を示してくれた大きなチャン
スである。
また、ノーシスは決して古く今の時代に相応しくないというわけではない。来るべき新時代にも、また
現代社会や日常生活にも適応できる。それはユニバーサルな知識であり、決して理論だけのものでは
ない、からである。100%実践的である。
今、私達が何をすべきかその答えを見つけることができる。バランスをとりながら進歩していくことが
可能である。私達には今、新しくて柔軟な受け皿が必要である。古くさい価値観、間違った常識から自
由になり、調和を求めるべきである。このノーシスは自由な知識なのである。
ノーシスの知識には4つの柱がある。 芸 術 科 学 哲 学 神 秘 学
古代において、芸術・純粋科学・哲学・神秘学の中には叡智がその基礎にあった。ノーシスからこれ
らのものは分岐していったとも言える。トータルな視点でバランスを取りながら自分自身を見つめ、埋も
れていた宝を発見することができる。
世界中には様々な秘教的スクール、伝統的な宗教、神秘グループが多数存在する。ノーシスは決し
てこれらのものを否定したりはしない。なぜなら、これらの知識の共通の部分、普遍的価値がノーシス
だからである。ノーシスは総括の知識、知恵である。
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