ノーシス学 in Hokkaido
このノーシスが現代ほど必要とされている時はないように思えます。社会の中の様々な問題、核兵器、国際摩擦、政治、経済、環境汚染、教育、凶悪な犯罪など多くの人たちが解決に力を注いでいるのに次から次へと新しい問題が生じます。まさに多くの不調和、アンバランスが人間につきまとっているような感があります。ここで大切なことは、まず自分自身の不調和を見つめ、改善していくことです。そのために実質的な知恵を私達が利用する必要があります。何かをする時にはまず知らなくてはなりません。
そこでぜひ、このノーシスを学んでほしいと考えます。この知識を自分に役立て、社会にも役立てる可能性をつくってもらいたいのです。ノーシスの資料はここ北海道にもあります。ノーシスを学習する方法としは、関連の本、講演録などもありますが(ご希望があればお送りします)主に、講座の形で学ばれることをお薦めします。現在、いつも決まった場所にノーシスセンターがあるというわけではありません。全く個人的に講座を開きます。豊富な資料を元に、この知識をお伝えできれば、と思います。
このセンターは、「ユニバーサルな英知」という財産 を世界中の人々が共有するために役立つことを願い、今 年2002年1月17日、北海道に設立された。
今ほど人類相互の深い理解が求められ、協調していか なければならない時代はないかもしれない。なせなら地 球規模の様々な問題が山積しているからである。宗教観 や文化の違い、イデオロギーや国家の違いなどの大きな ものから個人主義など、個人レベルの小さなものまでた くさんのズレというものが人々の不和を生じさせている ことも多い。
こんな時こそ「人類学」という観点で我々人類が相互 に学び合い、そこから得た知恵を協力したり、自分自身 て生かす努力をするのであれば、人類の未来は明るいも のとなる可能性が大きいのではないか。人類学の本質は「人間とは何か?」を明らかにするものであるから。
本センターの「ノーシス人類学」はだれもが学び研究 していくことができる。ノーシスという言葉はギリシャ語のGNOSIS(直観的認識)からきているが、学識があるなしに関わらず、例え字の読み書きがおぼつかな いとしても学べるものである。
なぜなら大切なことは「普遍的(ユニバーサル)」で あるか、ということだからである。世界共通の知恵は何 者も損ねることはない。普遍的なことは誰も傷つけず、 多くの人々を心から豊かにしていくのである。そして相 互理解を深める可能性を持っている。
だからこそ、本会員はこれらのことを真摯に受けとめ 学びたい、研究したいという熱意があればだれもが参加することができる。ノーシス人類学は「人間とは何か?」を明らかにし、自分自身と人類のために生かす方法を追 究していくものである。移り気な人や考えが頑なな人のためのものでなく、真実を明らかにしようとする勇気あ る人々のためのものである・
GNOSIS ANTHROPOLOGY CENTER