性 エ ネ ル ギ ー 昇 華 秘 法

実 践 編

想像力と呼吸法、そして
       秘伝のマントラが超人を生む


【2】性エネルギーを昇華させ 創造的な力にする

 
 このテクニックで使うマントラは「ハム サッ」(HAM SAH)である。

 インドのヨギ(ヨガ修業者)が使う、性エネルギー昇華のマントラだが、一般には秘密とされている。
余談になるかもしれないが、筆者がこのマントラを、インドて修業したカナダ人のヨギに教えたときの、
彼の驚きの顔は今でも忘れられない。彼は3年かかってやっと口伝(口から耳へ)で教えられ、だれ
も知らない秘密として大事にしてきたのが、このマントラだったのだ。
 
  余談はさておき、ではさっそく練習に移ろう。
   
★HAM SAH  
    れんげざ
@まず蓮華座で座る。てきなかったら正座
  でもよい。香を用意しておいてそれをたく
  と、気持を落ちつかせる意味ても効果が
  ある。

A呼吸をととのえ、卵巣または前立腺の位
  置に意識を集中する。

  そして、ゆっくり、ゆっくり、できるだけゆっ
  くり、同時に深く息を吸いながら、声を出
  さずに(息を吸っているので声は出せない)
  メンタルに次のマントラを唱える。

☆ハム(HAM)

B今までの練習と同じように、脊柱に沿っ
  て性エネルギーが上昇していく情景を視
  覚化する。

Cエネルギーが頭部まで上昇したら、息を
  2、3秒止め、その間、輝く黄金色の光で
  脳を満たす。

D次に、息を吸ったときとは反対に、速く、
  短く、ほとんどくしゃみをするような感じで
  息を吐く。

  同時に次のマントラを唱えながら、エネ
  ルギーをハートにおろす。

☆サッ(SAH)

Eこのマントラは音を出す。息を吐きなが
  ら、口から外に出るのは空気だけで、エ
  ネルギーはすぺてハートに残ることを想
  像する。

F息を吐き終わったら、すぐに再び「ハム」
  と考えながら、ゆっくりと息を吸う。そして
  性エネルギーの上昇、呼吸を止め脳を光
  で満たし、「サッ」と強く速く息を吐く、とい
  う一連のサイクルをくり返すのだ。(図H)

Gこの要領て、3分間、何回かくり返す。3分
  以上は行わないこと。肉体を強制すること
  になるからだ。強制は何ごとにつけても望
  ましくない。

Hこのテクニックを実行していると、あなたは
  やがて偉大なエネルギーを感じるようにな
  るだろう。3分間「ハム」「サッ」を行ったあ
  とは日を閉じ、自分の中でどんなイメージ
  や光が見えるかを知るために、静かに瞑
  想する。

    【3】アストラル体へ性エネルギーを向ける

  
 想像、呼吸、マントラという練習法にも慣れてきたころだろう。次に行うのはその3つをうまくかみ合わせ
るのがコツだ。練習は立ったままでも、楽な姿勢で座ったままでもいい。ただし、エネルギーを上昇しやす
くするため、背柱をまっすぐに保つようにするのは今までと同じだ。

@まず性器に意識を集中し、ゆっくり息を吸う。次に
  息を吐きながら次のマントラを唱える。

☆カン ディル(KAN DIL)
 
 この場合は「カン」を高く細く、「ディル」を低く太く発
 音する。

A次にもう一度息を吸い、そして息を吐きながら次の
  マントラに移る。

☆バン ディル(BAN DIL)
 
  これも「バン」を高く細く、「ディル」を低く太く発音する。

Bそしたら、すぐにまた息を吸い、今度は次のマントラだ。

☆RRRRRRRRR


 これは巻き舌で、モーターの音のように、あるいは子ど
 もの声のように高く細く発音する。

Cさて、右のようなマントラを唱 えると同時に、想像力も
  働かせる。柱を上昇する性エネルギーを視覚化するの
  だ。

Dエネルギーが頭の位置まて上昇したら、それは松果腺
  を通り、アストラル体をおおうように、黄金のシャワーと
  なってふりそそぐ。その場面をありありと思い描く。

Eこのテクニックの練習時間は1日に15分とする。

  【4】脳の血液循環とチャンネル洗浄のテクニック  

 アストラル・プロジェクション(幽体離脱)については、すでに詳しく紹介したが、その秘術にも役立つ
チャンネル洗浄と、脳の血液循環を促進するテクニックを次に紹介しよう。

★リラックス練習

@両足を壁に向け、その前にあお向けに寝る。

Aそして、両足を高く上げて壁と床とで直角を
  形づくる。足は壁でささえられているのて楽
  にできるはずだ。(図11)

Bそのままの状態て心身をリラックスさせる。こ
  こでも想像力を使って、頭を、両眼を、口を、
  舌やあこも力を入れずに完全にゆるめる。肩、
  腕、指など、次々に体中に意識をかけめくらせ
  ながら、リラックスしていこう。

  その際、あなたなりに体の各部に意識を向け
  る順番を決めておき、いつもその順番どおり
  にやっていくと効果が早く現れるだろう。

Cこの練習は行動を起こす(能動)のではなく、
  リラックスした体の中を、自由に流れるエネル
  ギーが感じられる、そんな受動姿勢をとる。
  足を高く上げているのて、足から頭に向かっ
  て流れるエネルギーを感じるはずだ。

  そのエネルギーは、アストラル・プロジェクシ
  ョンの際の出入口である松果腺まで流れて
  いく。

Dこの練習は比較的楽なので、30分まで行っ
  てもよろしい。 
 

★ヨガ式さか立ち


@頭と両手を使った3点倒立式のさか立ちをす
  る。頭にまくらか座布団を当てるとうまくてき
  るだろう。慣れないうちは頭や首を痛めたり
  することもあるので、まずこのさか立ちがで
  きるようになるまで練習する。(図12)

Aうまくできるようになったら、さか立ちのまま
  で次のマントラを何度かくり返して唱える。

☆ドリム(DRIM)

B練習時間は初心者なら1分くらい。慣れた人
  でも2分以上はしないこと。