特集  タ ッ ト ワ
              
宇宙のバイブレーションを活かす

タ ッ ト ワ

ホセ・M・セセラスは次のように語った。
「幸も不幸も、成功も失敗もない。すべてはエーテルのヴァイブレーションである」

タットワはエーテルのヴァイブレーションであることを覚えておきなさい。

ラジオやテレビ、誘導ミサイルの現代において、エーテルのヴァイブレーションを否定するのは愚か
なことである。

ある偉大な聖人は述べている。
「生命は放射から生まれ、放射によって生き、変動するアンバランスによって抑圧される」。

宇宙のヴァイブレーションの法則を学ぶ必要がある。タットワの研究は大変重要である。タットワ
(ヒンズー語)はエーテルのヴァイブレーションであるが、今日の科学者はエーテルは存在せず、唯
一実在するものは磁場であると言っている。
次のように言うこともできる。
物質が存在するのではなく、唯一実在するのはエネルギー
である。

「すべてはエーテルより生じ、エーテルに帰する」。

イギリスの大科学者オリバー・ロッジ卿は
「それ自信の均衡を様々に変化させることによって、宇宙の
あらゆる現象を起こさせているものがエーテルであり、微細
な光から、世界の巨大な塊に至るまでがエーテルによる」

プラーナ
 プラーナ(PLANA)は宇宙エネルギーである。プラーナはヴァイブレーションであり、電気の動き、光と熱、宇宙的磁場、生命である。プラーナはそれぞれの原子と太陽の中で鼓動している生命である。

プラーナはエーテルの生命である。大生命、言い換えればプラーナは大変神聖で強烈な青い質料に変換される。この質料の名はアカーシャ(AKASHA)という。

アカーシャは無限なる全宇宙空間に満ちる不思議な驚くべき質料であり、それが変換されてエーテルになる。

さらにエーテルが変換されて、いわゆるタットワと呼ばれるものになる。このことを知るのは興味深いことである。

エーテルのヴァイブレーション(タットワ)の研究は絶対必要である。仕事や愛、健康などは宇宙
的ヴァイブレーションによってコントロールされていることを覚えておく必要がある。

もし人生の波動的法則を知るなら、もしタットワを知るなら、あなたは多くのお金を得ることができ
るだろう。お金自体は良くも悪くもない。すべてはその使い方による。あなたが良いことのために
使えば良いものであるし、悪いことのために使えば悪となる。たくさんのお金を得て、人類のため
に使いなさい。

人生において成功するために、使い方を学ぶべき
タットワは七つある。
ノーシスの学徒は不幸の中で生きるべきではない。
七つのタットワの名前を覚えることが必要である。こ
れらの言葉はサンスクリット語で、名を覚えるのは少
々難しいだろうが可能である。

その研究は、人生において勝利を得るために役立つ
ことを覚えておきなさい。

@アカーシャはエーテルの要素である。
Aヴァーユ(VAYU)は空気のエーテル的要素であり、
Bテジャス(TEJAS)は火のエーテル的要素である。
Cブリトヴイ(PRITHVI)は土のエーテル的要素、
Dアパス(APAS)は水のエーテル的要素である。
Eさらにアディ(ADI)と
Fサマディ(SAMADHI)の二つの秘密のタットワがある
  が、これらはオーロラの間で振動し、内的瞑想のた
  めに優れている。(エクスタシーやサマディはこの二
  つによって成就される)。

ここではタットワのヴァイブレーションは日の出に始ま
る。各タットワは2時間周期で24分間ずつ振動する。

まず最初にアカーシャが振動し、続いてヴァーユ、テジ
ャス、ブリトヴィ、アパスが振動する。

2時間後、再びアカーシャが振動し、先と同じ順序で各
タットワが振動する。タットワは昼も夜も振動する。
日の出の時刻を知ることが必要である。新聞や雑誌に
日の出の時刻が載っている。

タットワ時計。日の出の時間から上の時計を活用し、
バイブレーションを賢く生かすことができる。

アカーシャ:アカーシャはもっばら瞑想に適している。この時間帯に祈ることをお勧めする。またこの時間帯に仕事や恋の
          約束をしないほうがよい。なぜなら必らず失敗するからである。このタットワは我々が大きな間違いをしでかす
          原因となる。もしこの時間帯に働くのなら、きわめて注意すべきである(芸術家はこの時間帯の仕事は止めた
          ほうがよい)。アカーシャのうちに始められたことは失敗するだろう。アカーシャは死のタットワである。


ヴアーユ:速さや動きのあるものはすべて、空気の要素であるヴァーユと調和する。風、空気、航空などはヴァーユと関係
         する。この時間帯に人々は仲間の悪口を言ったり、嘘をついたり、盗みを働くことに興じる。通常、飛行機事故は
         この時間帯に起きる。また自殺はこのクットワに刺激されて起きる。我々はこの時間帯に結婚しないように忠告す
         る。なぜなら長くは続かないからである。
         あらゆる種類の簡単で、時間の掛からない仕事はうまくいくが、複雑で時間の掛かる仕事は失敗に終わる。この
         時間帯には、知的な仕事をするのがよい0偉大なヨギたちは空中浮揚する際、このタットワをメンタリーに換作し
         賢くそれを使う。


テジャス:テジャスは暑い。なぜなら火のエーテル的要素だからである。この時間帯ではクットワが活動的なので、より暑く
        感じる。テジャスの時間帯に冷たい水で水浴しても風邪をひかないだろう。テジャスでは決して誰とも議論してはな
        らない。その結果は深刻なものになるだろう。テジャスの時間帯は熱心に働くために利用すべきである。テジャスで
        は結婚してはならない。なぜなら、あなたは相手と絶え間なく喧嘩することになるからである。最もおそろしい爆発や 
        事故はこのタットワ、テジャスの時間帯に起きる。


ブリトヴィ:これは人生において成功するためのタットワである。もし仕事において成功したいのなら、ブリトヴィの時間帯にし
         なさい。もし健康を願うのなら、ブリトヴィに飲食しなさい。ブリトヴィでなされた結婚は幸せな人生となる。ブリトヴィ
         で催されたパーティー、講義、仕事や約束はすべて完全に成功するだろう。ブリトヴィは愛、慈善、親切のタットワ
         である。


アパス :アパスは水の要素であり、テジャス(火)とは反対のものである。このタットワは商品の購入にすばらしい。このタッ
         トワは仕事にふさわしいので、もしあなたがこのタットワの利用の仕方を知っているなら、多くのお金を得ることがで
         きる。宝くじはアパスのときに買いなさい。船による旅はアパスがよい。アパスに降り始めた雨は、長く激しくなる傾
         向がある。アパスのタットワは、集中し、夢中になっているときに働く。

タットワの恩恵を受けるために日の出の正確な時刻を知る
必要がある。いつも正確な時計を持ち、実生活にタットワを
利用しなさい。

エクササイズ


東に向かってテーブルの前に座り、肘をテーブルの上につ
き、次のようにする。
右手と左手の親指で両耳をふさぐ。両目を閉じて人差し指
で覆う。中指で鼻をふさぎ、薬指と小指で唇を封じる。ゆっく
り1から20まで数えながら息を吸う。
そして息を止めて1から20まで数え、今度は息を吐きながら
1から20まで数える。息を吸ったり、吐いたりするときは中指
を動かす必要がある。
しかし息を止めている間は中指でしっかりと鼻をふさがなけ
ればならない。息を止めている間、第三の目でタットワを見
るように試みる。第三の目は眉間に位置する。最初は何も
見えないだろうが、次第にタットワの色が見えるようになる
だろう。

アカーシャは黒であり、その惑星は土星。
ヴァーユは緑がかった青で、水星がその惑星。
テジャスは火のような赤で、火星がその惑星。
ブリトヴィは黄金色で、太陽がその星であるが木星の影響
も受ける。
アパスは白で金星と月がその星である。

イエローブック「ノーシス入門」より

タットワとホルモン

エーテルは火の状態で存在する(テジャス)。
空気の原理として気体や流体の状態で存在する(ヴァーユ)。
水の原理として水の状態で存在する(アパス)。
鉱物の原理として石の状態で存在する(プリトヴィー)。

これらがヒンドスタン人のタットワである。これらのタットワが結晶または凝固するとき、火・空気・水・土
という物質の要素ができる。

我々のエーテル体はタットワからできている。タットワとチャクラ
は深い関係にある。タットワはチャクラに入り、それから内分泌
腺の中に行く。腺の中でタットワはそれら内分泌腺の極微の実
験室の作業を促進し、ホルモンに変わる。

タットワは有機体に入るが、そこから二度と出ることはない。

タットワは遺伝子と染色体にもなり、それらはずっと後に精子に
なる。

すべてはエーテルから来て、エーテルにもどる。

エーテルは、アカーシャという物質の凝縮したものである。この物質は、根本のムーラプラクリティ
(注・根本自性、根本原質、質料因)の最初の放射である。ムーラプラクリティは、錬金術師たちの間では
エンス・セミニス(精液の本質)として知られた、つまらない取るにたらない原物質である。

アカーシャは原物質の火の放射であり、精液の中に含まれている。水は火の宿であると錬金術師たちは
言う。アカーシャは、ヒンドスタン人の言うタンダリニーである。

原物質はすべての宗教の創世記に出てくる水で表される。あらゆる星雲の原形質(プロトプラスム)は、
最初エーテル的であった。さらに深くつきつめれば、あらゆる結果の背後には原因があることを認めねば
ならない。エーテル自体にも原因がなければならない。

エーテルの背後にはアカーシャがあることを、我々はヒンドスタンのヨギたちから学んだ。その東洋の賢
たちによれば、アカーシャは火の海であるという。

その超アストラルの火は、エンス・セミニス(インドの賢者たちのムーラプラクリティ)の中に含まれている。
エンス・セミニスは、よく知られたあらゆる物質の種となる原子である。アカーシャは原始の音、超アスト
ラルの火である。

その音はアカーシャの瞑想によって凝固する。タンダリニーの蛇は火であり、音でもある。聖なる蛇を上
昇させないで、いかなる者も言葉を具現(受肉)できないだろう。アーカーシャなくして音を形にし結晶す
ることはできない。

ヴァーユ・プラーナはアカーシャの音波である。それらの音波はエーテルのタットワに凝固する。タットワ
は火・空気・水・土という自然界の四大要素に結晶する。要するに物理化学的な世界は音の物質化の
結果ということになる。物理化学的な世界は凝固した音である。我々は人間の姿をした教義上の神を認
めないが、宇宙の原因の中の原因(カウサカウソールム)としての音は科学的に認める。   

宇宙発生以前の音にもその原因があるはずである。東洋の偉大な賢者たちは太陽ロゴスについて語
る。クルム・ヘラー博士は、ロゴスは夢見ると言っていた。

確かにロゴスは完全なる複数の統一(ユニティ)である。ロゴスは言葉の軍隊である。ロゴスはことばで
ある。
「初めに言(ことば)があった。言は神と共にあった。言は神であった。この言は初めに神と共にあった。
 すべてのものは、これによってできた。できたもののうち、一つとしてこれによらないものはなかった。
 この言に命があった.そしてこの命は人の光であった。光はやみの中に輝いている。そして、やみは
 これに勝たなかった」。(注 ヨハネ福音書l:1−5)

 ロゴスは一個人ではない。ロゴスは言語に絶する存在たちの軍隊である。

「内分泌学と犯罪学の基礎知識」より