家紋の下絵。美濃の三椏和紙を愛用。薄くて丈夫。表面は墨で面相筆にて
線描き、裏から石黄、酸化チタンなどの顔料でなぞる。または漆で転写する
事もある。左の鳳凰ノ丸はそれ。表面から押し付けると転写される。
家紋によって作業量がかなり異なる。
蒔絵の修行はこの幾何学から始めるのが良い。正確な割り出し感覚と高肉による
高蒔絵の基礎でもある。ちなみに我が家の家紋は左三つ巴。
丸は何度やっても難しい・・・。


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