105 そして神を喜ばせながら、(彼らが)造られた目的すなわち神化に到達する人たち――実際、神はこのために我々をお造りになり、ご自身の神性に交わることができるようにされた、と言われている(2P 1.4)――そういった人たちも、したがって、神の内にある。と言うのは、彼らは、神によって神化されたからである。そして神も、彼らの内にある。なぜなら神は、彼らを神化するおん方だからである。したがって彼らも、(前章の場合とは)違った仕方であるが、神のエネルゲイアに与っているのであって、神の実体に与っているのではない。そういうわけで神学者たちも、神性は、神のエネルゲイアの名称であると主張しているのである。

 

次へ