140 神の諸々の被造物であり、また、敬虔に思慮する人たちの間でそう言われるものは、アキンデュノスのたわごとがいうように、神のエネルゲイアなのではない――そんな冒涜は消え失せてしまえ。むしろエネルゲイアの数々の結果が諸々の被造物なのである。実際、もしもエネルゲイアが諸々の被造物であるなら、あるいは、それらの諸被造物が、まさに創造される以前に存在するとか、諸被造物に先立って存在するとかいう理由で――何という不敬！――、造られざるものであるとするならば――何という狂気！――、神は、エネルゲイアをお持ちにならなかっただろう。しかしながら、神は、永遠に活動的なおん方であり、全能なおん者である。したがって、神のエネルゲイアではなく、働きを受け、そして成し遂げられた諸結果こそが、それらがたとえどのように命名されようとも、諸々の被造物なのである。他方、数々の神学者によれば、神のエネルゲイアは造られざるものであり、神とともに永遠である。