31 非理性的な動物たちの各々の魂は、その魂に即して生きる身体の生命となっている。しかし動物たちは、生命を実体として持つのではなく、現実態として持っている。と言うのはこの生命は、他のものとの関係において存在していて、それ自体では存在しないからである。実際、その魂は、身体を通して現実態にもたらされるものの他には、何一つ持ち合わせないと見られている。それゆえこの身体が滅びるとともに、魂も滅びるのは必然である。たしかに魂は、神体に劣らず死すべきものである。なぜなら、魂の内実のすべては、死すべきものへと向かっており、死すべきものとの関係において語られるからである。したがって(身体が死ぬとともに)魂も死ぬ。