59 いと高きところにおられる伏し拝められるべきおん父は、真理そのもののおん父、すなわち独り子のおん父である。そして聖なる霊は、真理の霊を持っておられる。それは、真理のみ言葉が前もってお示しになられた通りである。したがって、それらにおいておん父を礼拝し、またそのようにして信仰している人々は、まさにそのようにして、それらを通して働きを受けているのである。実際、わたしたちがそれを通して礼拝し、それを通して祈りを捧げるのは、霊である、と使徒は言っている(Jn 4.23-24)。また、「わたしを通ってでなければ、誰もおん父のもとに行くことはできない(Jn 14.6)」と、神のおん独り子は言っておられる。こういうわけで、このように、「霊と真理とにおいて」いと高きところにおられるおん父を礼拝する人たち、彼らこそ、「真の礼拝者(Jn 4.23)」なのである。

 

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