121 パンフィロス:さらにそれについても、三つの証言によって[1]中傷が論駁されたことで十分であると私は思う。勿論、もしも誰かが、救い主が魂をも受け取ったと(オリゲネスが)言ったことを躓かされるなら、それについても次のこと以上に応えるべきものはないと、私は思う:この見解の作者はオリゲネスでなく、聖なる文書それ自体が証言している――主にして救い主なる方ご自身が次のことを言うことによって:「誰も、私の魂を私から取り除かないだろう[2]」、そして、「私の魂は死に至るまで悲しい[3]」、そして、「いま、私の魂は混乱させられた[4]」。そして、それらに似た多く(の言葉)を聖なる諸々の文書の中に、あなたは見出すだろう。



[1] Cf.Dt.19,15; Mt.18,16; 2Co.13,1.

[2] Jn.10,18.

[3] Mt.26,38 et par.

[4] Jn.12,27.

 

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