169 次に、(最初の)一つの魂、すなわち、最初にアダムの中で作られた魂は、神によって如何なる諸々の自存者からも作られなかったと言い、そして、すべての人間たちの諸々の魂はその魂から自存すると言い、そして、疑いもなく身体的な継続に即して諸々の魂の伝導も行われると言う人たち――彼らも、諸々の魂が死すべきものであること以外の何を明示するだろうか。実際もしも、他の諸々の生き物が唯一の種から生まれるのと同じように、人間たちに関しても、身体と共に同時に同じ種の中で魂も拡散されると我々が感知するとすれば、未だに不完全で、母胎から堕胎された者たちに関して、我々は何を言うべきか――しかも、諸々の種が諸々の自然的な小容器の諸々の受容器に受容される前に滅びることも決してないとは言えないのに。それらの事柄の中に疑いもなく、次のことが見出されるだろう:自然的な理拠によって諸々の種に挿入された諸々の魂も、(種が朽ちると)同時に、(身体と)同じように破棄され腐敗されたということ。

 

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