188 オリゲネス[1]:しかし、それらすべての発案は、余計である。実際、次のことは明白である:悪霊たちの本性に対しても、人間的種族に対しても、諸々の罪の一つの罰が種によって予め定められた。その罰を、主ご自身が自らの判決によってお示しになった――次のように言いつつ:「神が悪魔とその使いたちに準備した永遠の火の中に、あなた方は行きなさい[2]」と。主は(それによって)次のことを明示している:諸々の罰の同じ種類が、罪人たちである人間たちと悪霊とその使いたちとに準備されたということ;ただし、同じ罰の中で罰の性質は違っているけれども;実際、ある者たちは、諸々の罪の大きさに応じて、より重くかつより激しく苛まれ、他方、その諸々の罪がより軽くより安易であるところの他の者たちは、より寛大に(苛まれる)

ギリシア語からラテン語に翻訳された

殉教者パンフィロスによる

オリゲネスのための弁明書、終わる。



[1] 本節は、『箴言注解』からの抜粋である。

[2] Mt.25,41.

 

次へ