97 オリゲネス:神の子について言われていること、すなわち、「彼は栄光の輝き[1]」であると言っていることが検討されるとき、次のように言われていることも同時に議論されるべきであることが必然であるように見える:すなわち、「彼は永遠的な光の輝きである[2]」とうことばかりでなく、そのことに似ていることであるが、ソロモンの知恵の中に述べられていること(も同時に議論されるのが必然であるように見える)――その知恵の中で、知恵は自分自身について述べて描写して言っている:すなわち「それは、神の力の蒸気であり、全能者の栄光の純粋極まりないアポッロイアである[3]」と。



[1] He.1,3.

[2] Sg.7,26.

[3] Sg.7,25 et cf.De Princ.,I,2,9-12.

 

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