ヨハネス・カッシアヌス

共住修道生活の戒律

 

朱門岩夫訳

1996年9月29日訳了

最終更新日18/12/27


 

 

訳者による前書き

 

本書は、五世紀初頭から前半に東西を股にかけて活躍したヨハネス・カッシアヌスの作品の翻訳である。原著はラテン語で書かれている。本書は、本書のいわば発展編をなす同著者の『師父たちの講義』と共に、西方教会で読み継がれ、その修道制に大きな影響を与えた。当然、それは、説教者兄弟会(ドミニコ会)会員の必読の書で、聖ドミニコも『マタイによる福音』と『パウロ書簡』と共に、特に『師父たちの講義』を愛読したことが知られている。残念ながらまだ日本では、いずれの邦語訳も出版されていない。詳しい解説は、適当な時期が訪れたらここに記載するつもりである。

誤字や脱字、誤訳などがあれば、ご指摘を賜りたい。

1996年9月26日

訳者記す

 


内容

 

序文

第1巻  修道者の衣服

1.De cingulo manachi

2.De veste monachi

3.De cuculiis Aegyptiorum

4.De colobiis Aegyptiorum

5.De rebracchiatoriis eorum

6.De mafortibus eorum

7.De melote et pelle caprina

8.De baculo Aegyptiorum

9.De calciamentis eorum

10.De temperamento obseruantiae, quae secundum aerum qualitatem uel usum prouinciae sit tenenda

11.De cingulo spiritali et sacramento ipsius

1.修道者の腰帯

2.修道者の衣服

3.エジプト人たちの頭巾

4エジプト人たちの無袖貫頭衣

5.かれらの襟首

6.かれらの肩掛

7.羊の皮と山羊の皮

8.エジプト人たちの杖

9.かれらの履き物

10.気候の性質や管区の習慣に即して遵守されるべき戒律の適応

11.霊的な腰帯とその秘跡

以下、工事中