M.アルルによる年譜(定説)
185 |
アレクサンドリアに誕生。 |
|
202 |
オリゲネスの父レオニダス殉教。残された家族を養うために、17歳にしてディダスカレイオン(学塾)を開く。この頃、去勢手術を受ける。 |
|
210 |
哲学の研究に専念し、中期プラトン主義者アンモニオス・サッカスに師事する。 |
|
212 |
ローマに行き、ヒッポリュトスの講義を聴く。 |
|
215 | 第一回アラビア旅行 | |
216 | 第一回パレスティナ旅行、この際、司祭叙階を受けないままに説教を要請される。 | |
218 | ローマ皇帝アレキサンデル・セヴェルス帝の母ユリア・マンマイアの要請でアンティオキアに行き、キリストの教えを説く。『ヘクサプラ』の編集に着手する。 幾つかの作品を同時に著述する。 『復活について』『ストローマタ(雑録)』『創世記注解』『詩編注解』『哀歌注解』『雅歌注解(後期のとは別物)』『ヨハネによる福音注解(初めの数巻)』 220年以降『諸原理について』 |
|
231 | ギリシア旅行。パレスティナのカイサリアで司祭叙階を受ける。これに対してアレクサンドリアの司教デメトリオスが異議を申し立てる。オリゲネスは、急遽アレクサンドリアに戻るが、そこを去る。 カイサリアにおいて、『ヨハネによる福音注解』(第6巻以後)『イザヤ書注解』『エゼキエル書注解』『ルカによる福音注解』『パウロ書簡注解』 |
|
233 | 『祈りについて』 グレゴリオス・サウマトゥルゴスがオリゲネスに師事する。 |
|
235 | 『殉教の勧め』 この頃から、説教活動を開始する。 『ルカによる福音講話』『民数記講話』『士師記講話』『申命記講話』 カッパドキア旅行 |
|
238 | 『ヨハネによる福音注解』完成 オリゲネスの弟子グレゴリオス・サウマトゥルゴスがオリゲネスの学塾を去るに当たって『謝辞』を残す。 第二回ギリシア旅行 ニコメディア旅行 第二回アラビア旅行 新しい聖書注解(エレミア、箴言?)、聖書講話(詩編)に着手。 |
|
240 | 『ユリウス・アフリカヌスとの往復書簡』 | |
244 | 幾つかの作品を平行して著述 『雅歌注解』『ローマ人への手紙注解』『マタイによる福音注解』 『創世記講話』『出エジプト記講話』『ヨシュア記講話』『エレミア書講話』『雅歌講話』『マタイによる福音講話』 |
|
245 | この頃、論考『過越について』執筆 | |
248 | 第三回アラビア旅行 『十二小預言書注解』『ヨハネの黙示録についてのスコリア』『ヘラクレイデスとの対話』『ケルソスへの反論』 |
|
250 | オリゲネス、拷問を受ける。 | |
253-254 | オリゲネス、拷問の傷が回復せずに死去。 |
Origene et la fonction revelatrice du Verbe Incarne, Paris, 1985, pp.70-71参照