第13章 修練士の指導者
1 院長は、修練士を教育するために、勤勉な指導者を彼らに与えなければならない。修練士の指導者は、本修道会について彼らに教え、教会において彼らを奮起させなければならない。かつ、彼らが怠惰な振る舞いをした場合には、言葉や合図によって、できる限り彼らを矯正するように努めなければならない。また、必要なものは、できる限り、彼らに得させなければならない。怠惰が明るみに出たとき、修練士がその怠惰について指導者の前で赦しを乞うたなら、指導者は贖罪の苦行を科すことができる。あるいは彼らを告白集会で告発することができる。
2 指導者は、心と体の謙遜を持つように教え、かつ、このことのために、「私は柔和でであり、心は謙遜であるから、私に学びなさい」というあのみ言葉に則って、教育するように努めなければならない。また以下のことを教えるように努めなければならない(64)。
1. 率直にかつ分別をもってしばしば告解を行うこと。
2. 私有物を持たずに生活し、自分の長上の意思のために自分の意思を棄てること。
3. あらゆることにおいて自発的な従順を守ること。
4. あらゆる所でまたあらゆる事柄においてどのように身を持すべきであるか。
5. 然るべき立場に置かれたとき、一体どのような態度を取るべきか。
6. 自分に何かを与えてくれる人や取り上げる人に、また悪く言う人や良く言う人にどのように頭を下げるべきか。
7. 部屋の中で尊大な目付き(65)をしないよう、どのようして身を慎むべきか。
8. 他の人らに対して騒音を起こさないようにするために、どのようにあるいは何を祈らなければならないか。
9. また、どのようにしたら静粛に祈ることができるのか。
10.長上から叱責を受けた場合には必ず、直ちに赦しを乞わなければならないこと。
11.勝手に誰かと言い争うようなことを決してせず、かえってすべて点で自分の長上に従わなければならないこと。
12.修道院の回廊における行列の際には、自分の隣を行く仲間に付いて行かなければならないこと。
13.禁じられた場所や時間では話をしてはならないこと。
14.更に誰かが衣服を分け与えてくれる場合、深く頭を下げてBenedictus Deus in donis suis(66)と唱えなければならないこと。
15.決して人を無条件に判断してはならないこと。かえって人間の判断というものは、しばしば誤るものであるから、何事かがその人によって為されるのを見た場合、それらが悪いことのように見えても、それらは善いことである、あるいは善い意図で為されたことであると想像しなければならないこと。
16.告白集会において、あるいは譴責を受けなければならない如何なる場合でも、どのように赦しを乞わなければならないか。
17.どのようにして規律上の指導を頻繁に受けなければならないか。
18.不在者については善いことしか言ってはならないこと。
19.飲み物は座って両手で飲まなければならないこと。
20.書籍と衣服および修道院のその他の物資は、管理しなければならないこと。
21.どのような熱意をもって、勉学に向かい、また昼も夜も、家にいるときも旅路にあるきも、何かを読みあるいは熟慮し、また覚えられるものはすべて心に刻み付けるように努力しなければならないか。
22.好機が訪れたらどれほど熱心に説教に励まなければならないか。