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さらに小羊と小山羊の象徴を考察しなければなりません。まず、イザヤによりますと、小羊は、キリストの柔和さの象徴であります。実際、彼は、｢小羊のように屠り場に連れていかれ、毛を切る者の前で物いわぬ羊のように口を開かなかった[1]｣と言われています。次に、律法によりますと、(メシアは)罪のための生け贄となる小山羊ともなっております。すなわち、｢山羊の中から罪のために選びだされた小山羊[2]｣と言われているのであります。
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ですからキリストは、小羊のように柔和なおん方として献げられ、罪のためにご自分が小山羊のようになって屠られました。その柔和さゆえにご自身を、人間たちの救いのためにお与えになられたのであります。私たちのために苦しみをお受けになった主イエズス・キリストへの信仰と愛とによって、私たちはこの救いを手に入れるように願わずにはいられません。キリストによって、キリストと共に、聖霊の交わりの中で、おん父(なる神)に栄光が、代々にいたるまで。アーメン。