結び

27  さて、私たちは、救いをもたらす塗布と神聖な食事に関して以上のことを検討してまいりましたが、ここで(いったん)話を止めることにいたします。そしてこれにつづく事柄につきましては、また別の機会に検討することにいたしましょう。私たちは、ダビデが求めたあの願いを、主から願い求めることにしたいと思います。「私の両目を開いてください。そうすれば私は、あなたの律法の数々の素晴らしさを知ることができるようになるでありましょう[1]」。それは、律法の数々の掟を読むことが、予型に執着しばかりいるユダヤ人たちの場合と同じように、私たちの場合にも、おろそかにされるようなことがないようにするためであります。数々の神的な象徴を、この上もなく神的な真理に関係づけて、神的に理解する私たちは、私たちの主キリスト・イエズスの内に現れるでありましょう。キリストによって、キリストと共に、聖霊の交わりの中で、おん父(なる神)に、栄光が代々にいたるまで。アーメン。



[1] Ps.CXVIII,18.