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身体の被昇天

 

それから(マリアさまのおん身体)神聖きわまりないゲッセマネに運ばれていきました。またしてもかずかずの抱擁接吻、またしてもかずかずの賛美と神聖なる讃歌が、またしても(マリアさまの)お名前をお呼びする無数の声と涙とがありました。また、悲嘆と愛惜の情から、数知れない苦悩の汗が流れていたのであります。このようにして(マリアさまの)まったく聖なるおん身体は、壮麗でいとも栄えある墓所に安置されました。そしてそれは、ここから三日後に、天のお住まいへと上げられていったのであります。