神の生ける都と天のエルサレム

  さあ! もう、いまや、もろもろの天は喜びなさい! そしてもろもろの天使たちは手を打ち鳴らしなさい! さあ! ですからもう、「大地は、歓喜の声を上げなさい[1]」! そして人間たちは喜び踊りなさい! さあ! 大気はいまや! 喜びつつ、讃歌をもって木霊を返しなさい! そしてさあ! 暗黒の夜は、憂鬱陰気を打ち捨てなさい! そして昼間の輝かしさを嬉々として模倣しなさい! 閃光のように火のをほとばしり出しなさい[2]! そうです! いま!万軍の神なる主の生ける都が、空高く上げられていったのであります! そして王たちは!この名高いシオン(の山)[3]鎮座する主の神殿から、天のエルサレム、自由の都、かれらの母なるエルサレム[4]へと!この上もなく高価な贈り物を献上しに行ったのであります! そして! ああ・・・、キリストさまのみに立って全地をめる者たちは!  わたくしは使徒たちのことをいっているのであります!  ああ・・・! かれらは!! 永遠に乙女なる神のおん母に付き添っていったのであります!



[1] Ps.96,11;97,1.

[2] kai. mimei,sqw faidrw/j th.n th/j h`me,raj stilpno,that toi/j evk puro.j avmaru,gmasin

[3] Cf.Ps.68,30(LXX).

[4] Cf.Ga.4,26.