キリストの予型としてのヌンの()ヨシュアによって与えられた土地

約束された土地のテーマを考察するための文字通りにキリスト教的な第二の仕方は、そのテーマをキリストの形象であるヨシュアに関係づけることである。ヨシュアの予型論は、初期の教父たちの間で、特にユスティノスの許で決定的な重要性を持っていたにちがいない。なぜならその予型論は、まさしくユダヤ教との対決の中で構成されていたからである。実際、ユダヤ人たちにとって、預言者にして律法者であるモーセよりも偉大な者はいなかった。他方でキリスト者たちは、旧約はヌンの()ヨシュアの位格を通して、モーセに対するヨシュアの優越性を既に明示していたことを証明しなければならなかった。こうして、その(ヨシュアとイエスの)関係――それは二つの名前の同名性のおかげで容易に確立された――がひとたび確立されると、ヨシュアの予型論は確かな運命を保証された。

 

次へ