「そして神は作った:大きな海獣たち、そして、諸々の水がそれらの類に即して引き出したところの這う生き物たちの一切の魂[1]、そしてその類に即して(諸々の水が引き出したところの)一切の翼ある鳥を[2]」とあります。

そして、それらについても、私たちが上で述べた諸々の事柄に関してと同様に、次のことが感知されるべきです:それはすなわち、私たちは、「大きな海獣たちと這うものたちの魂をも類に即して日引き出すべき[3]」であるということです。それらの大きな海獣たちの中で、諸々の不敬虔な考えと、神に対するあらゆるおぞましい諸々の感知とが示されていると、私は思います。しかしながらそれらのすべては、神の目前に引き出されねばならず、彼の御前に置かれねばなりません:それは私たちが、諸々の善きものを諸々の悪しきものから区別し分離するため、それぞれにその場所が神によって配分されるためです――引き続く諸々の事柄から明示されるように。



[1] 原語はomnis anima。訳者(朱門)は直訳している。「一切の命(命の息吹)」が正しい訳であろう。

[2] Cf.Gn.1,21.

[3] Cf.Gn.1,21.

 

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