36 レジナルド神父が海を渡ってボローニャに戻リ、彼の説教に魅せられた人びとを多数修道会に迎えたこと

 

健康を回復すると、すでに修道会において誓願を立ててはいたが、希望通り海の旅を実現した。そして帰途に十二月二十一日ボローニャに立ち寄った。引き続いて宣教に、身を捧げたが、彼の言葉は火のごとく燃えていた。ともされた松明である彼の説教は聞き手の心をふくらませ、火の熱さでひき離される人はだれひとりとしていなかった。ボローニャ全体が再び現われたエリアを前にしてわき立っていた。

その頃、修道会は多数のボローニャ人を受け容れた。そして弟子たちは増えてゆき、その弟子たちにまた他の人びとが加わっていった。