伝聖ヒッポリュトス

過越祭講話

朱門岩夫 訳

なお、ギリシア語表記には、次のフォントを使用しております。必要な方は、それをWINDOWSのFONTSフォルダーに格納してお使いください。

ギリシア語フォントのダウンロード

最終更新日18/12/27


 

[伝聖ヒッポリュトス『過越祭講話』研究に戻る]

 

序文

パスカの日

予型と真理

祭りへの招き

      主題と構想

パスカと受難(パトス)

第一部の内容

第二部の内容

序文の結び

 


第一部 数々の予型

1 律法

律法とは何か

なぜ律法はエジプトの後に来たのが

2 パスカ

これは主のパスカである

私はエジプトの人たちのすべての神々に対して裁きを行なう

私はすべての初子を打つ

その夜に

その血はお前たちのしるしとなる。私はお前たちを守る

荘厳な祭り

諸々の月の元、一年の諸々の月の最初の月

小羊

完全な一歳の羊

この月の十日に取らなければならない

この月の十四日まで生かしておかなければならない

すぐ隣の人を加えねばならない

夕暮れに

イスラエルの子らの全会衆が屠らねばならない

その血を鴨居と二本の柱に塗らなければならない

夜、その肉を食べなければならない

火で焼いて

生で煮てもいけない

頭も足も内臓も切り離さないで

その骨を砕いてはならない

苦菜に添えて

急いで食べなければならない

腰に帯を締め

足に履物をつけ

手に杖を持って

これは主のパスカである

しるしとしての血

私はお前たちを守る

七日間、種なしパンを食べなければならない

異民族は除かれ、奴隷は割礼を施される

一つの家で・外へ持ち出してはならない

新参者にも、同じ掟が適用される

 


第二部 真理

キリストの到来

キリストの到来は何であるのか

なぜ身体と共に

私はこのパスカをあなたたちと一緒に食べることを望んだ

十字架の木

キリストは裸になられた・杯が遠ざかるように願った

茨の冠・胆汁と酢い葡萄酒・血と水

二人の強盗

自然界の動揺と最期の吐息

黄泉への下降

三日間

聖なる婦人たちへの出現たちへの出現

トマスへの出現

昇天

結び

王たるキリストへの祈り

 

以上