その夜に

14. さらにその打撃は、闇に満ちており、夜に行なわれました。と申しますのも、諸々の闇の業と悪霊たちとの数々の裁きは、悲惨であり陰欝、光明の兆しなく残酷だからであります。確かにこう言われております。「私は、天と地に数々の恐ろしいしるしを与える。それは、地と火と煙りである。主の日、明らかで大いなる主の日が来る前に、太陽は闇に変り、月は血に変るだろう[1]」と。また、「災いだ、主の日を待ち望む人は。主の日はお前たちにとって何のためにあるのか。実にそれは闇であって、光ではない。それは、男が獅子の前から逃れて、熊に出会い、家の中に入って壁に両手をついても、蛇に噛まれるようなものだ。主の日は闇ではないのか。それは光ではない。主の日には、闇があって、光はない[2]」とあります。



[1] Jl.3,3-4.

[2] Am.5,18-20.