では次に、(神は)何をせよと命じておられるのかを、わたしたちは見てみることにいたしましょう。「わたしたちの神なる主に栄光を帰せよ、暗くなる前に、お前たちの足が暗闇の山々でく前に。そしておまえたちは光を待ち望め[1]」と言われております。(主は)神に栄光を帰す人は、光のあるうちに神に栄光を帰すように望んでおられます。なぜなら、暗くなり闇が訪れたなら、神に帰された栄光を告げることができないからです。ではいつ暗くなるのでしょうか。また闇が訪れないのはいつなのでしょうか。「あなたがたは、光があなたがたの内にあるうちに働きなさい[2]」。「わたしは世の光である[3]」と言われるお方があなたの内にいれば、<光はあなたの内にある>のです。この光があなたに昇るかぎり、あなたは神に栄光を帰してください。しかしあなたは、何らかの日没が来るかもしれないことをお知りおきください。この日没を待ってはなりません。暗くなる前に神に栄光を帰さなけレナなりません。



[1] Jr.13,16.

[2] Jn.9,4; 12,35.

[3] Jn.8,12.

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