「そして主は、ヌンの子イエス、モーセの奉仕者に言った:「私の僕モーセはなくなった。だから今、あなたは立ち上がって、このヨルダン川を過ぎ越し、あなたとこの一切の民は、私があなた方に与える土地の中に行きなさい[1]」と(聖文書は)言っています。

おそらくあなたは、私たちの主である神の子イエスがどのようにしてモーセの奉仕者であったのかを尋ねるかもしれません。なぜなら、「諸々の時の充満が来たとき、神はご自分の子を女から生まれた者、律法の下に生まれた者として派遣した[2]」からです。ですから、彼が「律法の下に生まれた」ことによって、彼は、「モーセの奉仕者」になりました。

しかし神は次のように言います:彼らは過ぎ越して、彼がモーセに与えた土地でなく、「私があなた方に与える[3]」――と(聖文書が)言っている――土地の中に行きなさい、と。ですからあなたは、モーセが死んだので、神はイエスを通して民に土地を与えることを見るでしょう。どのような土地でしょうか。それは疑いもなく、主が次のように言っている土地です:「穏和な人たちは幸いである。彼らこそ、地を遺産として所有するだろう[4]」と。



[1] Jos.1,1-2.

[2] Ga.4,4.

[3] Jos.1,2.

[4] Mt.5,5.