さらに、娘も持っていたカレブは、次のようなある特定の約束を提示したと(聖文書に)述べられています。彼は言います:「諸々文字の町を破壊することができ、それを獲得したどんな人にも、私は私の娘アクサを妻として与えよう[1]」と。彼がそのことを提示すると、「オトニエル、ケナズの息子、カレブのより若い兄弟が諸々の文字の町を取りました[2]」。しかし、もしも聖なる文書がそのことも問題を含むものとして提示したとすれば、私たちが言いましたように、次の諸々の言葉の中で何事も無為に通り過ごされるべきではありません:すなわち、「オトニエルがカレブの兄弟[3]」であると言われていること、そしてカレブが「エフネの息子カレブ[4]」と書かれていること、そして「オトニエルがケナズの息子[5](と書かれていることも無為に通り過ごされるべきではありません)。ですから、そうして彼が、エフネの息子でないカレブの兄弟であると見られますか。むしろ後者はエフネの息子と言われ、前者は、諸々の文字の町を取ったと言われるケナズの息子(と言われています)。彼については次のことが付け加えれらています:すなわち、彼はより若かったこと、そして約束を通して、力の功績として、カレブの娘アクサを嫁として受け取ったこと――なぜなら彼は諸々の文字の町を破壊し滅ぼしたから――が(付け加えられています)。他方、ある特定の約束から妻として彼に与えられたアクサは、自分の父の家から出ていき、ロバの上に乗りながら自分の夫に、「私は、私の父から畑の取り分を懇願します」と言っていました。そして、「彼女は山(の上)から泣き叫びました。そしてカレブは彼女に、『何があなたにあるのか』と言いました。そして彼女は彼に言いました:『あなたはわたしに祝福を与えてください。なぜならあなたは、南の土地の中に私を嫁として渡したからです』と。そして彼女は、上の溜池と下の溜池を受け取りました[6]」。そして、次の諸々の言葉の中で()文書は(話を)結んでいます。()文書は言います:「ユダの部族の嗣業地は、次の通りである[7]」と。

あなた方は、それらのことが説明され得るには、神の助けが本当に必要であることを見るでしょう。そして、いかなる人間も、神の恵みを通して照明されていなければ、それらの事柄について討論することはまったく不可能です。ですからしたがって、あなた方は諸々の祈りによって私を助け、私と共に同じように努力してください――主がそれらのそれほど曖昧で秘められた諸々の箇所の中で真理の光を私たちに明示してくださるために;どれほどそれらの事柄が、真実で有益で神的であり、しかし、人間的な本性の故に諸々の秘跡によって防護され、諸々の神秘に巻き込まれているかを、私たちがあなた方に開示することができるために。



[1] Jos.15,16.

[2] Jos.15,17.

[3] Jos.15,17.

[4] Jos.14,6.

[5] Jos.15,17.

[6] Jos.15,17-19.

[7] Jos.15,20.