「最初の籤は、ケハトに出た。そして、アロンの子らである祭司たち――彼らはレビ人たちにの中にいた――に(籤が)作られた[1]」と(聖文書は)言っています。誰の最初の籤が出て行くのに適していたでしょうか。誰に首位権は与えられるべきだったでしょうか――アロン、第一の大祭司、生活と諸々の功績における第一人者、諸々の名誉と徳とにおける第一人者に(与えられるの)でなければ。あなたの許で少なくとも今、次のことは確実ですか:すなわち、その籤は偶然ではなく、上からの力が立ち会って、神的な予見の判断に従ってそれを舵取りしていることは。では、その正しい籤はどこでアロンの子らに諸々の第一の住居を定めるのでしょうか。「彼らは、ユダの部族の中に、シメオンの部族の中に、そしてベニヤミンの部族の中に、籤を通して十三の諸々の町を(得た)[2]」と(聖文書は)言っています。あなたは、選ばれた男たちに、選ばれた諸々の部族の中で諸々の住居がどのように配分されるかを見ます。

しかし、誰たちが第二の籤を受け取らねばならなかったでしょうか。「アロンの子らの後にいたケハトの子ら[3]」と(聖文書は)言っています。そして彼らは、どのような諸々の部族を受け取るのでしょうか。「彼らは、エフライムの部族の中に、そしてダンの部族の中に、そしてマナセの半部族の中に籤を通して中の諸々の町を(受け取った)[4]」と、(聖文書は)言っています。

他方、第三の人たちは誰でしょうか。「ゲルションの子ら[5]」です。彼らは、どのような諸々の部族の中で籤引きされたのでしょうか[6]。「イサカルとアシェルとナフタリと、バシャンの中にいるマナセの半部族の中で十三の諸々の町(を籤で得た)」と(聖文書は)言っています[7]

ところで、レビ人たちの中で最後の人たちは誰でしょうか。「メラリの子ら[8]」と(聖文書は)言っています。それらの最後の人たちは、どのような諸々の部族の中で(割り当て地を)受け取るのか、私たちは見ましょう。「ヨルダン川のあちらのルベンと、彼と共にヨルダン川の向こうにいたガドとから、そして、レアの子らの間でこれまた最後であるゼブルンの部族から、彼らは籤の中で十二の諸々の町を受け取る[9]」と(聖文書は)言っています。



[1] Cf.Jos.21,4.

[2] Cf.Jos.21,4.

[3] Cf.Jos.21,5.

[4] Cf.Jos.21,5.

[5] Jos.21,6.

[6] 直訳している:「籤によって割り当てを得たのでしょうか」(sortiuntur)という意味である。

[7] Jos.21,6.

[8] Jos.21,7.

[9] Jos.21,7.