しかし私たちは、諸々の場所の中でもっと注目すべき諸々の事柄にまだ触れていませんでした。それらについてたとえ私たちが、もっと深い諸々の事柄を展開できないとしても、諸々の最高の事柄に少なくとも触れることは厭わないでしょう――それらの事柄から、聞き手の人たちの一人ひとりが、探求すべき神秘的でより高い理解の機会を獲得するためです。

四つの諸々の部分が大地に属していますので、ケハトは、レビの子らの第一者として東の部分から籤を受け取りました――これまたすべての(諸々の部族の)中で首位を保持する諸々の部族と共に。あなたはどのようにしてありとあらゆるものが協和するかご覧ください。大地の四つの諸々の部分の中で、東方的地域がより高貴に見えるのは確実です。なぜなら、ユダの部族は他のすべての諸々(の部族)よりも高貴であると見なされているからです[1]。そして、ケハトの子ら、祭司たちも、第一の諸々の部族の中で、そして大地の諸々の部分の中で、第一の籤を引きます――レビの子らの間で第一だったゲルションとメラリと共に[2]。ですからそのようにして、レビの三人の第一の子らは東方を受け取ります。

他方、西方[3]――そこにはルベンとシメオンとガドがいました――を、ケハトは第二の籤によってシメオンの部族から籤で取ります。他方、メラリは、第一にルベンを籤で取ります。そしてまたメラリは第三に、『諸々の数』の中で東方から[4]ゼブルンを受け取りました[5]。それは、神に即して引かれる籤の中で、そして、来たるべき代の見詰められるべき諸々の神秘に信じる人々の諸々の精神を差し向ける籤の中で、正義が守られるためです。

それらの事柄の後で、海の許にいた人たち、すなわち、エフライムとベニヤミンとマナセの中から、ケハトは第二の籤によってベニヤミンを受け取ったとき、彼の家族から出た他の人たちはエフライムを籤で取りました。その後、聖なる土地の中にいたマナセの半部族に属していた者たちを、ゲルションは籤で取りました。そして再びゲルション自身は、さらに別のマナセの半部族を籤でを籤で得ます[6]

しかし、北の中にいた人たちも、天的な諸々のたまものをまったくはく奪されているように見られないために、祭司的な恵みの何がしかを獲得しなければなりませんでしたから、一番最後の順番が北の中にあった人たちの中に、すなわち、ダン、ナフタリ、アシェルの中に[7]、再びケハトは、もちろん祭司たちの間でなく、他の人たちの間で、しかし第一の籤を団の中で受け取りました。他方ゲルションは第二の()をアシェルの中に、そして同じくゲルションは第三の()をナフタリの中に(受け取りました)[8]



[1] Cf.Nb.2,3.

[2] Cf.Jos.21,5-7.

[3] オリゲネスの覚え違いで、聖書本文では、「西方」ではなく、「南方」( Nb.2,10)。同じ間違いについては、cf.Hom.Nb.3,3.

[4] Cf.Nb.2,3-7.

[5] Cf.Jos.21.7.

[6] Cf.Jos.21,5-7.

[7] Cf.Nb.2,25s.

[8] Cf.Nb.2,25s.