さらにあなたは、何が言われているか見てください:「民は、契約の箱から、二千腕尺、離れていなければならない[1]」と、(聖文書は)言っています。それに対し、祭司たちとレビ人たちは、すぐ近くにいます。しかも、彼らの諸々の肩の中で主の箱と神的な法制が担がれるほど、彼らは近くにいます。神のすぐ近くいるに相応しいと見なされる人たちは幸いです。しかし、「私に近づく人たちは、火に近づく[2]」と書かれていることを、あなたは思い起こすべきでしょう。もしもあなたが金や銀であり、火に近づいたなら、あなたは火によっていっそう輝き、より灼熱して光り輝くでしょう。しかし、もしもあなたが、あなたの中にある信仰の土台の上に、「諸々の木、干草、藁[3]」としてあなたを打ち建てていることに関知していて、そのような建物を伴って、もしもあなたが火に近づいたなら、あなたは焼かれるでしょう。ですから、(火に)近づいている人たち、しかも、火が彼らを照らしても(あなたを)焼かないほど近づいている人たちは幸いです。しかしながら、イスラエルも焼かれるでしょう。しかしイスラエルは、遠くから救われるでしょう。そして(イスラエルは)、自分の力によってでなく、祭司たちの諸々の支援と気配りによって旅をします。



[1] Jos.3,4.

[2] 現行の聖書に見出されないが、「イエスの言葉」として流布されていたと考えられる;cf.Hom.Jr.20(trad.Jérôme): Qui juxta me est, juxta ignem est, qui longe a me, longe a regno; Didyme l'Aveuglr, Exp.in Ps.,88,8: `O evggu,j mou evggu.j tou/ puro,j) o` de. makra.n avpVe.mou/ makra.n avpo. th/j basilei,aj: cf.Evanglium Thomae, log.82, pl.95, 17-19.

[3] 1Co.3,12.