(2)護教

 

 普遍的な教義の形成期にあたり、異教や雑多な異説からの攻撃から、聴衆の信仰を守るために、オリゲネスがいわゆる正統と信じる教理を聴衆に解説することは、教師としての最大の努めの一つであった。特に本講話に見られる護教は、三方向からの攻撃に対して向けられいる。それは、(a)悪の問題、(b)ユダヤ教、(c)異説者である。

 

 

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