次のことを言い添えておくべきである。すなわちヨハネは、ネロ帝の頃まだ生きており、諸々の書き記された福音を収集したが、悪魔の謀がいささかも結び付いていない箇所を是認し受け入れる一方で、真理に由来しないとみずから判断した箇所を選び出し破棄したのである[1]。
[1] Cf.Eusebios, Hist.Eccles.,III,xxiv,7 (SC 31,pp.130-131).
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