11 次の言葉がこれに続きます。「そしてあなたと、あなたの子らは、あなた方の祭司職の諸々の罪を引き受けなければならない。そしてあなたは、あなたの兄弟たち、レビの部族、あなたの祖父の民をあなたの許に召し取りなさい。そして彼らはあなたに結ばれ、あなたに仕えねばならない。そしてあなたと、あなたの子らはあなたとともに、証の幕屋の前で、あなたの諸々の務めと、幕屋の諸々の務めを遵守しなければならない[1]」。書かれた諸々の事柄をより熱心に遵守し注意することは、祭司職の栄誉に挙げられた人たちに特に相応しいことです。彼らは、神的な律法が遵守すべきこととして彼らに命じていることが何であるかを何であるかを知らなければならないからです。「あなたと、あなたの子らはあなたとともに、証の幕屋の前で、祭壇と幕屋に関するあなた方の諸々の務めを遵守しなければならない[2]」と(聖文書は)言っています。(それらの)諸々の命令は確かで明白です。それは、私たちが「幕屋と祭壇と祭司職の諸々の務め遵守する」ためにあります。もちろん、祭司たちに命じられた諸々の事柄を遵守し行なう人は誰であるか、祭司職の位階と名誉を受領しているけれども、祭司職の諸々の業と奉仕職を遵守しない人は誰であるかは、「諸々の心と諸々のはらわたを精査する[3]」方だけが知ることができます。しかし、外にある諸々の事柄だけが遵守されるように命令されているのではなく、「祭司たちは、特に覆いの内部にある諸々の事柄に配慮しなければならない[4]」と(聖文書が)言っているような諸々の事柄も遵守されるように命令されています。それはあたかも、次のように言っているかのようです。祭司たちの責務は、神的な律法の明晰で判明な諸々の掟を履行することと、その覆い隠された諸々の神秘を最大の注意を払って洞察することでなければなりません。



[1] Nb.18,1-3.

[2] Nb.18,2-3.

[3] Ps.7,10.

[4] Nb.18,7.

 

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