民数記第十一講話

捧げられるべき諸々の初物について

 

 律法は、すべての穀物の初物とすべての家畜の初物が祭司たちに捧げられるように命じています[1]――畑やブドウ畑やオリーブ畑や、さらには庭や、手の加えられているあらゆる地所を所有するすべての人、ならびに、どのような家畜であれそれを飼っている人は、それらのものの中から最初のものを神に捧げなければなりません。すなわち、祭司たちのところに持っていかねばなりません。実際、祭司たちに与えられるものが神に捧げられると(聖書は)言っています。私たちが律法から教えられるのは、そのことです。なぜなら何人も、大地がもたらした諸々の実りや家畜たちが産んだ生き物たちを合法的かつ適法に享受してはならないからです――それらの一つひとつから取られた諸々の初物が神に、すなわち祭司たちに捧げられるのでなければ。



[1] Nb.18,8-32.