44 「それらのすべての捧げ物の中から[1]」。霊的な生け贄とは、私たちが次のように読んでいるものです。すなわち、「あなたは、神に賛美の生け贄を捧げ、いと高き方にあなたの諸々の請願を捧げよ[2]」。ですから、神を賛美し、祈りの諸々の祈願を捧げることは、神に捧げ物をすることです。しかし、この種の捧げ物の初物は、私たちがだだ言葉と声とだけによらず、精神と心によって祈るなら、大祭司を通して捧げられるでしょう。それは、使徒が勧告しているところでもあります。すなわち、「私は霊にって祈りましょう。精神によっても祈りましょう。霊によって賛美を述べましょう。精神によっても賛美を述べましょう[3]」と。



[1] Nb.18,9.

[2] Ps.49,14.

[3] 1Co.14,15.

 

次へ