24 そればかりか、『歴代誌』第二書の中でも、マナセについて少なからず似たことが書かれています。こう言っています:「そして彼は、諸々の依り代を作り、天のすべての軍勢を崇拝し、それらに仕えた。そして彼は、主の家の中に諸々の祭壇を築いた。その家で主は、『エルサレムの中で私の名は永遠に存在するだろう』と言っていたのに。そして彼は、主の二つの家の中で、天の一切の壮麗さのために諸々の祭壇を建設した。そして彼みずから、自分の息子たちをベン・ヒノムにおいて火の中に通した。そして彼は、籤引きをし、諸々の呪文の行い、卜占を行い、諸々の腹話術や諸々の降霊術を行い、主の御前で邪悪なことを数々行って、主を怒らせた[1]」と。

 ですから、それらすべてのことは、すなわち、卜占であれ、内蔵占いであれ、どのような生け贄であれ、さらには、籤引きであれ、諸々の鳥や諸々の家畜のいかなる動きも、そして諸々の臓腑のどのような観察も――それらは、将来の諸も諸の事柄に関して何らかのことを示すためにあると考えられますが――悪霊たちの働きの内に行われることを、私は疑いません。なぜなら悪霊たちが、鳥たちであれ家畜たちであれ、諸々の臓腑の諸々の動きであれ、諸々の籤の諸々の動きであれ、諸々の印に従って――それらの悪霊たちは、この術の知識を教わる人たちに、それらの印を観察するように指示しました――に従って方向づけているからです。



[1] 2Ch.33,3-6.

 

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