25 神の人であり、神の取り分に数え入れられている人は[1]、それらのすべてと完全に無縁であるべきですし、悪霊たちが密かな数々の絡繰りによってもたらす諸々の事柄において何かを共有すべきではありません。その目的は、(その人が)それらによって再び悪霊たちと結ばれないようにするためですし、彼らの霊と力に満たされて、諸々の偶像の崇拝に再び戻らないようにするためです。私たちの神的で天来の宗教はそれらすべてを拒絶しており、実に『レビ記』の律法において明白に次のように言っています:「あなた方は、占いをしてはならず、卜占をしてはならない[2]」。また少し後で、「あなた方は霊媒たちに従ってはならず、魔術師たちに結ばれて、彼らの内で汚れてはならない。私は、あなた方の神なる主である[3]」と言っています。『申命記』でも次のように言っています:「あなたの神なる主があなたに与える地の中に、もしもあなたが入ったなら、その地の諸々の民の数々の忌まわしい事柄に従って振る舞うようになってはならない。自分の息子や娘を火の中を通らせる者や、占いを頼みとしたり、諸々の籤引きをしたりする者、魔術師や易者や霊媒師、諸々の不思議の判読者、死人たちに伺いを立てる者が、あなたの内に見出されないようにしなさい。それらを行う者は皆、主にとって嫌悪の対象である。実にそれらの嫌悪のゆえに、あなたの神なる主は、それらの民をあなたの前から駆逐した[4]」と。それらすべてにおいて(聖文書は)、それらに関わる人がやっていることは、死人たちに伺いを立てることに他ならないことを明示しているように思われます。なぜなら死人たちというのは、命の参与者ではないからです。「しかし私たちの神は、生ける者たちの神であって、死人たちの神ではありません[5]」。



[1] Cf.Dt.32,9.

[2] Lv.19,2.

[3] Lv.19,31.

[4] Dt.18,9-12.

[5] Mc.12,27.

 

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