ですから同じような仕方でバラムも、神が彼に啓示した忠告の参与者にして熟知者にバラクをするために、次のように言います:「さあ、私は――真に見る者として、真に神の言葉を聞く者として――あなたに忠告を与える[1]」。それは続く諸々の言葉において彼が言っているとおりです:「ベオルの子バラム、真に見る人間、神の諸々の言葉を聞く者、至高者の知識を知る者、そして神の幻を諸々の夢の中で見る者、両目の開かれた者が(託宣を)述べた[2]」と。

 それらすべてに関しては、私は既に上で述べました。なぜなら、第三の預言の序言の中にも、同じ諸々の事柄が書かれているからです。ここでは、ただ、「至高者の知識を知る者」と彼が言う言葉が現在の箇所で付け加えられているのように見えます。実施、その言葉は、記述の諸々の箇所で、バラムについて言われませんでした。また、すべての聖なる預言者たちの誰かについてそれが書かれているのを見つけるのは容易ではありません。



[1] Nb.24,14.

[2] Nb.24,3-4.

 

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