しかし、二つの国民が同じ名前に属しているのではないかと問われるでしょう。なぜなら、エサウの子たちと、彼の部族から下降した指導者たちの目録の中にも、アマレクが挙げられているからです。実際、次のように書かれています:「セイルの山の中にいるエドム人の父エサウの子孫たちは、次の通りである。エサウの子たちの名前は次の通り:エサウの妻アダの子エリファズと、エサウの妻バセマトの子レウエル。他方、次の者たちが、エリファズの子たちであった:テマン、ツェフォ、ガタム、ケナズ。さらにティムナは、エサウの子エリファズの内縁の妻だった。そして彼女は、エリファズ自身のためにアマレクを産んだ。彼らが、エサウの妻アダの子たちである[1]」と。そして少し後で、(聖文書は)次のように言っています:「エサウの子たちから出た指導者たちは、次の通りである。まず、エサウの長子であったエリファズの子たち:指導者テマン、指導者オマル、指導者ツェフォ、指導者ケナズ、指導者コラ、指導者ガタム、指導者アマレクである[2]」と。ですからこのアマレクは、エサウの長子エリファズの子で、ティムナという名前の内縁の妻から生まれた人です。



[1] Gn.36,9-12.

[2] Gn.36,15-16.

 

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