私たちはアマレクに関してさらに別の物語を引用しましょう――私たちが探求している事柄が()文書のできるだけ多くの箇所から注目されるために。

 『列王記』第一書の中で、サムエルはサウルに言っています:「主は、あなたをご自分の民イスラエルに君臨する王としてあなたに油を塗るために、私を遣わした。そして今、あなたは、主の諸々の言葉の声を聞きなさい。諸々の力の主は次のように言う:『私は、アマレクがイスラエルに対してすべてのことを思い返した――イスラエルがエジプトから昇るとき、その途上でアマレクがイすられるをどのようにして撃ったかを。そこで今、あなたは行って、アマレクを撃ち、彼が持っているものはことごとく呪いなさい。そして、男から女に至るまで、子どもたちと乳飲み子たちと撃ちたちと諸々の羊の諸々の群れとラクダたちロバたちを惜しまず、殺しなさい』と。そしてサウルは、民に命令した。そした彼は、テライムにおいて二十万の歩兵と、ユダ()からの三千の男たちを閲覧した[1]」。



[1] 1S.15,1-4.

 

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