もしも、私たちが例として挙げたこれらの人々においても、そのようなことが起こり得るとすれば、また、それらの人々が神の霊によって一つであるとしても、諸々の徳それ自体の特性の内に何らかの違いがあるとすれば、他のすべての人々が諸々の魂の数々の動きと魂の諸徳との内に、数々の特有の印を担っているのは言うまでもないことでしょう。こうしたことを、モーセは神秘的な仕方で見通していたので、次のように書いたのです。「各自は、各自の諸々の印に従って、宿営地の中を進まなければならない[1]」と。

 



[1] Nb.2,2.

 

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