盗用厳禁

19 あなたはさらにもっと、神的な諸文書の中から、人間たちへの神による救いの配慮は、悪魔による滅びの配慮よりもどれほど大きいかを示してもらいたちと私のお望みなのですか。一体、悪霊たちの諸々の策略に対する、そして、人間たちを犯罪へと引き寄せる者たちに対するみ使いたちの努力は、十分でなかったのでしょうか。「独り子[1]」ご自身が――いいですか――神の子ご自身がそばにおられ、守り、警護し、私たちをご自分の許に引き寄せます。彼ご自身がどのように言っているか聞いてください:「そして見よ。私は、代の完成まで、すべての日々においてあなた方とともにいる[2]」と。さらに、彼が私たちとともにいるのも十分ではありません。彼は、私たちを救いへと引き寄せるために、私たちに対してある意味で力を行使します。実際、彼は別の箇所で、「しかし私が高められたとき、私はすべてのものを私の許に引き寄せる[3]」と言っています。実にあなたは、彼が(救いを)望む人たちを招くばかりでなく、躊躇する人たちまでも(ご自分の許に)「引き寄せる」さまをご覧ください[4]。あなたは、彼がどのようにして、躊躇する人たちを「引き寄せる」かを聞きたいですか。彼は、「行って、自分の土地を葬ることを望んでいた人[5]」に譲歩せず、その人に言っています:「あなたは、死者たちに自分の死者たちを葬らせるようにしなさい。しかしあなたは、私に従いなさい[6]」と。そして他の箇所で、彼は言っています:「鋤に自分の手を置いて、後ろを顧みる者は、誰一人として、神の国に適していない[7]」と。

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[1] Jn.1,18.

[2] Mt.28,20.

[3] Jn.12,32.

[4] 省略

[5] Mt.8,21.

[6] Mt.8,22.

[7] Lc.9,62.

 

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