しかし(彼らに)劣っていて、その完全な頂に到達しなかった人たちは、何かいっそう崇高でいっそう強力な土地を嗣業地として受け取るでしょう。すなわち(彼らには)、「生ける者たちの土地[1]」が約束されています。実にそれが「生ける者のたちの土地」と言われるのは、その土地が死を知らないからです。もちろん彼らは子羊たちです[2]。そして、彼らは幸いな人たちです。しかし、もはや「鏡を通して、謎の内に」でもなく、物体的な諸々の実体の内にでもなく、「顔と顔を合わせて[3]」神を見ることになる人たちは、もっと幸いです。そのような人たちは、知恵の照明によって輝き、心の純粋さによって混じりけのない神性を受け容れることができ、自分のたちの分け前を被造物の内でなく、創造主の内に持ちます。「彼は万物に君臨し、代々にほめたたえられる神です[4]」。



[1] Ps.26,13.

[2] Cf,Mt.9,36,; 16,12; Lc.15,4.

[3] 1Co.13,12.

[4] Rm.9,5.

 

次へ