20 次に、第七の(月の)祝祭が続きます。実際、諸々の日の間には七日ごとに安息日が守られ、祝祭があります。それと同じように諸々の月の間にも、七ヶ月ごとに諸々の月の安息日があります[1]。ですからその月に祝祭が行われます。それは、「諸々の安息日の諸々の安息日」と言われ、その月の第一日の中で諸々の角笛の記念が行われます。しかし、諸々の角笛の記念の祝祭を行う人は誰でしょうか――何らかの天来の角笛によって響き渡る諸々の預言書と諸々の福音書と諸々の使徒書を記憶に委ね、「自分の心の倉庫[2]」の内部に蓄えることのできる人を除いて。ですから、それらのことを行い、「神の律法の中で昼も夜も思い巡らす」人は、諸々の角笛の記念の祝祭を行います。しかしもしも人が、預言者たちを鼓舞した聖霊のあの諸々の恵みを得ることができ、竪琴を奏でて「あなた方は月の始めに、その荘厳祭の際だった日の中で、竪琴によって歌いなさい[3]」と言うことができるなら、そして、「諸々の詩編の中で主のために歓声を上げる[4]」術を知っているなら、その人は、諸々の角笛の荘厳祭を神に相応しく行います。



[1] Cf.Nb.29,1.

[2] Lc.6,45.

[3] Ps.80,4.

[4] Cf.Ps.104,2.

 

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